妖怪退戦9
一つ目入道の奇行
一つ目入道にKOされてしまったジャスティ・カナのもとに子供たちが駆け寄る。一つ目入道は、もうジャスティ・カナには目もくれず町に向かって歩みを進める…
…が、今度ばかりは少し様子が違った。一つ目入道は、何かに気がついたかのように不意に立ち止まり、何かを探し始めるような仕草をしだした。
失神しているジャスティ・カナの横を通り抜け、今度は反対側を探し出した。とっさに隠れた子供たちだが、この一つ目入道の不可解な行動を訝しんだ。
その時、失神状態だったジャスティ・カナが意識を取り戻した。一つ目入道の行方が気になる彼女に、子供たちが一つ目入道の奇行を説明した。
確かに、一つ目入道の行動は不可解だったが、とにかく、今は一つ目入道の町への進行を止めるのが先決である。ジャスティ・カナはもう一度気合いを入れて立ち上がると、一つ目入道に立ち向かっていく…
しかし、またしても一つ目入道に邪気の光線を浴びせられるジャスティ・カナ。まともに喰らってしまい、またうずくまってしまった。一つ目入道は苦しむジャスティ・カナめがけ、足を振り上げ、蹴り飛ばしてしまった。ジャスティ・カナの体は弧を描いて子供たちの頭上を越え向こう側まで飛んで行ってしまった。大の字になって呻くジャスティ・カナに一つ目入道が近付いてくる… 危うしジャスティ・カナ!
今回のお話、もう完結まで出来上がっているのですが、次のお話がボツになってしまった為、また掲載がスピードダウンしてしまいました(´;ω;`) せっかく急いで造ったのに…(´;ω;`)
ところで、今回のお話、シチュを2通り考えていました。今回のシチュと、もう一つは「一つ目入道の正体は実は宇宙獣人だった」というもの。でも「一つ目入道が宇宙獣人だったらなんなの?」という疑問に対するいいアイデアが浮かんでこなかったのと、やっぱり本物の日本の妖怪にジャスティ・カナがRyonaられるというシチュの方が作ってて面白いと思ってこっちにしました。結局自分の好みの問題で片付けてしまいました。(゚д゚)!
まあ、こう言うのは作り手のやる気が大事なのでありまして… 定石とか基本とか二の次なのであります(°_°)
これが連載長続きの秘訣ですね! ね! |ω・`)チラッ

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