新たな刺客11
滅びの道
怒りのこもったジャスティ・カナの連続攻撃に翻弄されるバンボロ。ゲドー星人から授かった力はもう残っていないようだった。ジャスティ・カナの攻撃が一撃が繰り出される度に宙を舞った。
地を這うバンボロ。ジャスティ・カナの連続攻撃と未知のパワーによる副作用でまともに動けない様子だ。ジャスティ・カナ必殺のガーディアン・フォースが発動する!
バンボロは着々と滅びの道を歩いていた…
今のバンボロにスレイブビームを回避する手立てはない。やはりまともにスレイブビームを喰えばひとたまりもないようだ。一瞬にしてバンボロの体は消滅して散霧した。
子供たちの声援に勇気付けられたジャスティ・カナは、また涙があふれてきた…今回の失態で、もう居場所がなくなったと覚悟をしていたのだ。やはり地球のことが大好きなジャスティ・カナ、もっと強くなって、大切な人たちを守りたいと決意するのだった…
退場するジャスティ・カナを見送って、朔也はもとの任務に戻っていった。玲奈も、街の様子をパトロールしなければならない。ゲドー星人のこともあり、今後の課題も山積みであった。
街のパトロールを再開する玲奈。ちょうど、ジャスティ・カナから戻った香澄を見かけた。
子供たちの言葉が嬉しかったに違いないが、正体を隠している香澄は、毅然とした態度で子供たちをたしなめた。しかし、子供たちの、ジャスティ・カナに対する思いを聞いた香澄は、堪えきれず子供たちを抱きしめた。
その様子を覗いていた玲奈が安堵の表情で見守る。
しかしその頃、頭上では禍々しいオーラを纏った存在が、苦々しい表情で、バンボロが消滅した辺りを見つめていた。ゲドー星人はジャスティ・カナの抹殺に失敗してしまった。だが、まだ余裕を残しているようだ。また次の手を打ってくることは明白であった…
今回のシリーズが完結しました。この回は、ゲドー星人の登場と開脚拘束がメインだったのですが、もう一つ、「ジャスティ・カ女性女性感」を出したいな、と思った回でもあります(○´・Д・`)ノ
